Final Fantasy クリア記録(FF2ピクセルリマスター)

プレイ記録補足

縛り項目にある「パーティの育成方針」は以下の通り。ただゲームの性質上、難易度を上げるというよりむしろ下げる項目のほうが多いので縛りと言えるかは微妙なところ。使わなくてもいい黒魔法や重装備を使ってるとかくらいですかね…

【フリオニール】剣、盾、軽装備、白魔法(ケアル、エスナ、ブリンク)
→ 盾なしで回避率が99%確保できるようになってからは剣二刀流に切り替え

【マリア】ナイフ、ナイフ、軽装備、主に黒魔法、補助的に白魔法
→ MPが200~300を超えて魔法主体で困らなくなってからは左手は素手に。回避率99%確保できるようマインゴーシュを長期装備

【ガイ】斧、盾、重装備、MP10を最後まで維持
→ 実はアスピルを食らって数回リセット(わざと階段オートセーブまで死に戻り)の原因になった

【四人目】基本的に加入時点ままの装備方針を維持
→ レオンハルトさんも初期装備の剣をディフェンダーに変更してそのまま運用

としまして、武器の魔法干渉が復活しているとのことだったのでマリアさんをナイフに持ち替えましたが、他はできるだけ初期の装備方向性をそのまま維持するスタイルでした。

攻略メモ・感想

過去バージョンとのプレイ感の大きな違いは次のあたりでした。

・武器と盾の回避率が高く変更されている
盾orマインゴーシュorディフェンダーを装備して対応する熟練度があれば、重装備でも回避99%が容易に達成可能になっていました。中盤のガイさんが装備更新のタイミングで回避60~80%くらいになることもありましたが、盾熟練度の上昇ですぐ99%に戻っていました。
魔法干渉のデメリットはありますが、後述の回避回数不足の問題からダメージを防御力で減らす場面も多く、巨人の小手・巨人の兜を運用できる点でも重装備が選択肢に入るようになったものと思います。

・回避回数が成長しにくい
総合的にルールが変わっている部分に由来し、ピクセルリマスター版のFF2の賛否両論だろうと思われる点です。
FF2の熟練度、回避回数、魔法防御回数は敵のレベルが低いと「1戦闘でN回までは行動しても経験値にカウントしない」というやりかたで抑制されるため、序盤であっても1戦闘で何回も行動していれば成長しますが、逆に戦闘が短時間で終わるならゲーム進行に成長が連動するようになっています。
この仕様がいくつかの変更点によってあおりを食らっており、プレイ感の違いに繋がっているようです。

まず、後列の仕様が変更となり、FF3と同じく近距離通常攻撃半減の扱いになっています(敵側はおそらく行動パス率増加)
これはピクセルリマスターで1~3を共通仕様にしたための判断と思われますが、前列にだけ敵の攻撃が集中することがなくなり、これによって回避回数が従来より伸びにくくなったようです。

また、二刀流の左右の攻撃が独立するようになり、右手で撃破した場合にオートターゲットで次の敵を狙うようになったため殲滅力が向上していました。
ところが殲滅力が向上するということは次のターンがなくなるということなので、これによって熟練度が従来より伸びにくくなったようです。

これらから、意図的な稼ぎを行わなかった今回のプレイでは回避回数が慢性的に不足したまま、手ごわい敵にはブリンクを多用することで突破することになりました。
※ただし一方のブリンクも「回避回数+1」で効果が固定されているような気配があるので、数ターン重ねるつもりでないといけませんでした。

なお、敵がプレイヤー側のHPによって逃走しなくなり、代わりに低確率で逃走するようになっています。
稼ぎを行わなかったのであまり影響はありませんでしたが、このために永久パターンでの稼ぎが行いにくくなったという評判を聞いています。
※ただ、熟練度、回避回数、魔法防御回数は1戦闘で1しか増えないようなので永久パターンを要するほどターン数はいらないと思います。むしろHPで敵が逃げないので稼ぎやすいとすら。

・逃走不可の敵がほとんどいない
上記の回避回数の問題は中盤以降の各所で目立ってくるようになり、
大戦艦でウェアパンサーに毒をもらいまくり(2-70%に対して回避回数1)
闘技場付近で蟻地獄にマヒハメをされ(3-75%に対して回避回数1)
フィン城でデスフラワーに混乱ハメをされ(4-80%に対して回避回数2)
最終的にはクアールの即死、デスライダーの割合ダメージを食らう(パンデモニウム突入時点で回避回数3)
という状況での進行になりました。おかげで何回か全滅がありましたが、階段オートセーブがあって逃走可能なのでほとんど巻き戻りなしで進行できました。
ただ後回し不可のパラメキア城の宝箱クアールだけは許さん。

結果的には逃走や階段オートセーブを縛らない限りは稼ぎ不要でラスボスまで撃破可能というものでしたが、原作FF2の全回避プレイ感を味わおうとするなら序盤に回避回数を6~7くらいまで稼ぐことになるかと思います。
ミンウさんがいる間に回避99%にしてブリンクを張ってゴブリンあたりを完封し、全員逃げるまでオート防御を繰り返しておくといいでしょう。

物語としてはリメイク版の台詞を実装しているなどうかつな印象もあります(ディシディアでも使われた「いいじゃないか! ただ だし」がない等)が、どんどこ人が散っていくFFの元祖である部分がFF2の一番重要な部分だからそこらへんはどっちでもいいのかなーという気はちょっとしなくもないです。

なお、アルテマは熟練度合計で成長して強くなるやつだそうです。でも今回くらいの熟練度ではフレアホーリーに負けます。

★熟練度稼ぎの方法
ピクセルリマスターのオートリピートは便利ですが、どうやら
「単体を対象とする行動の場合、常に標準的な再ターゲッティングを行う」
という性質があるようで、通常攻撃のパーティアタックを指示することができません。なのでオートでパターンに持ち込むには少しだけ工夫が必要になります。
ただ最終局面なら中~低熟練度帯(7~8くらいまで)は普通にランクの高いモンスター討伐してたほうが早いと思います。

・武器熟練度、クラウダ(ミシディアの洞窟1F)
弱い武器を装備してブラックプリンを殴る。
攻撃力によってはときどきダメージが貫通してしまうので癒しの杖orクラウダの担当をつけて回復させる。
クラウダの場合はMPが尽きると勝手に通常攻撃で倒しきるので脱出してコテージ。

・アルテマ、フレア、ホーリー、ファイア、サンダー(雪原)
『全体化して』パーティアタック。
ダメージは全体化ケアルの担当をつけて回復させる。
ケアルのMPが先に尽きるようにしておくとMP切れ通常攻撃を始めるので自滅を防げる。
※アルテマは他の熟練度が高いとケアルで相殺しにくい威力が出るので先に上げておいたほうがいいと思います。アルテマ以外は源氏の盾でも持たせて魔法干渉させておけばよいです。
※ファイア、サンダーは吸収モンスターもいますが、遭遇率や強さを考えるとこちらでいいかなと思います。

・ブリザド、アスピル、バーサク、ヘイスト、ケアル、エスナ、レイズ、ブリンク(雪原)
雪原にて単体連射するだけ。スノーマン、アイシクルともに氷吸収。
※ケアルはテレポでHPを減らしてフィールドで使用したほうが早いと思いますが、作業が不毛なのでこちらで。
※初期バージョンでは状態変化を重ね掛けしすぎるとウインドウ描写で処理落ちしていましたが修正されたようです。

・ブレイク、デジョン(雪原)
耐性を付けて『全体化して』パーティアタック。
リボン、黒装束、源氏の兜で防げる。

・回避回数
上記稼いでればついでに16になってます。
これだけ狙うなら全員防御放置が一番早いと思います。